今日はちょっと重たいテーマでいきます。
お友達と、シンガポールという国について、色々と話をする機会がありました。
私と彼女とは、オットの人種や立場も違うので、意見が異なる部分もあったけれど、
かえってそれによって、シンガポールという国について、色々なことを
色々な立場から考えることができるとてもよいキッカケになりました。ありがとう。 ('-^*)/
シンガポールに暮らす外国人にとって、シンガポールという国はとても暮らしやすい
国であったり、窮屈で規制ばかりが多い暮らしにくい国であったり、2度と足を踏みいれたくない国であったり、あくまでも十人十色だと思います。
自分にとっての居心地のよさや、優先順序や、好みなどは100人いれば100人異なった答えをもっているんだから、それは当然のこと。
それと同様に、世界のどこにも、「理想的ですべてにおいて完璧」な国など存在していないのも当然のこと、です。
私が嫌いな国が、ある人にとってはもっとも住み心地の良い国であるかもしれない。
私にとっては暮らしやすい、と思っているシンガポールが、別の人にとっては、とても暮らしにくい、窮屈な国であるかもしれない。
でもそれは、私が間違っているからでも、ほかの人が間違っているからでもなく、あくまでも個々の中の優先順位が異なっている、というだけのことです。
私は今、シンガポールに暮らしています。
オットがシンガポール人である、というのも、大きな点かもしれません。
でも、もちろん、シンガポールの嫌いな部分もあります。
ナットクできない部分だっていろいろあります。
私も、この国に生まれたわけでなく、ましてや自分が生まれた国(日本)に対してもいろいろと文句のある私なのですから、シンガポールにだって文句をいいたいところはいくつもあります。
でも、カンペキな国なんてありえない。どの国にも、イヤな部分やステキな部分があって、私たちのように海外に暮らしている人たちは、多かれ少なかれみんなそれら両方の要素を天秤にかけたうえで、自分にとってベストな国を選んでいるんだと思います。自分に合わない、と思ったら、自分により合う国を見つける、ただそれだけのこと。
日本に生まれ、イギリスを第二の故郷と呼んだ私ですが、それぞれの国のイヤなところとステキなところを考えあわせた上で、結局、このシンガポールという東南アジアの国に暮らすことを自主的に選択しました。
だから、私は今ここにいるし、「日本に暮らすか、それともシンガポールか」といわれたら、今の私は迷わず、「
シンガポール!」 と答えます。
そうやって考えると、自分の住む国選びは、自分の生涯のパートナー選びといっしょなんだな、って思いました。
自分がなぜ、今のパートナーを選んだのか。
どれだけ深く愛している相手でも、人間であれば、気に入らないところや文句をいいたいところも、かならず色々あるはず。それでもその相手をパートナーとして選んだ、ということは、イヤな部分や気に入らない部分よりも、よりステキな魅力的なところを相手がたくさんもっていたから、ではないでしょうか(まあ、すべての結婚がそうでないのが現実なのかもしれませんが)。結局、海外に住むことを選んだ私たちにとって、「自分の暮らす国を選ぶ」というのは、そういうことなんだと思います。
文句をいいたくなるときもあるかもしれない、イヤでしょうがないところもあるかもしれない、でもこの国は、私が自分の意志で、現在の自分のホームグラウンドとして選んだ国。だから、文句ばかり言っていてもしようがない。気に入らない部分はあえて受け止めて見ないようにするか、自分でできる範囲で改善するよう努力をするか、そのどちらかだと思います。文句や愚痴ばかり言っていても不毛なだけだもの。文句があるなら、出ていけば、と言われるだけだもの。
"FINE COUNTRY(罰金国家)"なんて呼ばれるくらい、ルールがうるさくて、人によっては窮屈に思えるかもしれない国、シンガポール。でも、私にとっては、そのぶん政情が安定していて、体感安全度も日本よりよっぽど高い国。法律は厳しいかもしれないけれど、私にとっては、どこかの国のように犯罪の被害者が泣き寝入りをさせられるようなことはほとんどない国。
そして、私にとって命より大切な、2人のダーリンたちが、生まれ、これから育ってゆく国。
まだほんの41歳と、国としては幼児のように若い国、まだまだ未熟な部分も、なってないとこも、いっぱいある国だけれども、すくなくとも自分たちが未熟であることは認識している国、これからも、いろんな意味でより優れた国に、大きく(サイズとしてはどうしようもなくちいさいけれど)成長していくよう、努力を続けていってくれれば・・・と思います。
そのためにはまず、この国に暮らす人間の1人として(国民ではないけどね)、将来はシンガポール人になるのであろう2人の息子たちを
海外どこへ出しても恥ずかしくない、独立独歩の立派なシンガポール人男性に育てなければ!
・・・頑張れ、息子たち!!
シンガポールの将来は君たちの肩にかかっているぞ!!(←結局他力本願かよ!!!)
↓頑張れ、ダーリン!!